IWC「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー」は、精緻な機械式時計製造技術の粋を集めたモデルです。
元々は巨大なクロノメーターに搭載されていた永久カレンダーは、1920年代以降、懐中時計のムーブメントによく使われるようになり、その後腕時計にも搭載されるようになった。 1985年、伝説の時計職人クルト・クラウスは、革新的な自社製機械式永久カレンダー・ムーブメントによってこの問題を解決し、永久カレンダーの新しい道を切り開いたのです。 2020年、IWC「ポルトギーゼ」コレクションは、パーペチュアル・カレンダーの「ブティック・スペシャル」モデルで船出し、再びブランドの卓越した技術とクラフツマンシップを披露します。 (モデル：IW503312)
それでは、この時計の全体的なフォルムを見てみましょう。 文字盤の直径は44.2mmなので、これだけ機能があっても混雑しているようには見えません。 ブルーの文字盤に18Kアーマーゴールド®ハードゴールドケースを採用し、エレガントな印象に仕上げています。
文字盤には4つのサブダイヤルがあり、均等に配置され、コーディネートされています。 リーフ型の細い針は非常にクリアで滑らか、立体的なアラビア数字とトラックマーカーはシンプルで見やすく、全体的にヴィンテージ感のあるデザインとなっています。
続いて、仕上がりのディテールに目を向けてみましょう。 文字盤の12時位置には、ブルーのシャーシに金色の月と星をあしらったムーンフェイズ表示があり、その下半分にはレコードパターンが施され、IWCのロゴが刻まれています。
3時位置の外周リングで日付を表示し、パワーリザーブインジケーターも備えている便利な仕様です。
続いて6時位置の月表示ダイヤルは、細身の針が当月を指し示し、読みやすくなっています。 また、その左側には4桁の年号表示があります。
9時位置には曜日表示ダイヤルを配置し、レコードパターンをあしらうことで奥行きを出しています。
ポルトギーゼ」コレクションの細いベゼルを踏襲し、ポリッシュ仕上げのラグとサテン仕上げのサイドケースを採用することで、全体的にフォーマルなラインでありながら、どこかカジュアルなスタイルも持ち合わせているのが特徴です。
時計の右側に位置するリューズには、IWCのブランドロゴが刻まれ、滑りにくいピット加工が施されています。
この「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー・ブティック」の特別モデルは、セラミック製部品を用いたバイルトン自動巻き機構と、7日間のパワーリザーブをもたらす二重香箱を備えた自社製キャリバー52610を搭載しています。 サファイアガラスのシースルー裏蓋からは、装飾を施したムーブメントと18Kゴールド製ローターを見ることができます。
サントーニ社製のアリゲーターレザーストラップ（ブルー）を採用し、通常版よりもデザイン性を高めています。 クラスプも精巧に仕上げられ、紳士的でエレガントな魅力を放っています。
